OH!ドラゴンズ一覧

地酒と吟醸酒

 四、五十年前は料理屋なら銚子と盃、居酒屋ならチロリのコップ酒。夏、冬関係なく燗酒が当たり前だった。最近はお座敷でも必ず「冷酒ですか? 燗酒にしますか?」と聞かれる。居酒屋は地方銘柄をそろえ、冷やが当たり前。「燗酒ある?」と聞くと「ええっ、燗するんですか!」と聞き返される始末。  昔風の縄...
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杜氏の寒造り

 ♪そうりゃ銘酒だ銘酒だ、酷寒仕込みの夏もつ酒だよ、あの娘に飲ませて色とる酒だよ、サァーサァヨイガセ、サァーヨイガセーエ、サァヨイガセ、ヨイショヨイショ。寒中の朝五時六時、キーンと冷え込んだ仕込み蔵の大タンクの上、音頭で気をそろえて威勢よく櫂を突く。寒造りの酒が極上と言われ出したのが、江戸中期...
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江戸の中国酒

 中国酒といえば一般的には紹興酒か茅台酒など中国からの輸入酒。あるいは中国地方、岡山、広島、山口の酒を思い浮かべるが、今月はいずれも「ブー」。  当時世界最大のお江戸百万人都市に運ばれ、愛された下り酒のうち、〈三河、尾張、美濃、伊勢〉の酒を中国酒といった。これは京の都と幕府・江戸の中間とい...
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世界一の発酵技術

 友を訪ねて明智の山に遊んだ。新緑の中、木漏れ日を浴び、昔の一シーンを思い出した。約三十年前、趣味の会で岐阜の山中へ。初対面の人も多く、主催者の引き合わせや、お互い自己紹介などで会話が進んだ。名前も顔も忘れたが、名刺には某大の教授で医学博士の肩書…。  「清酒が発酵だけで20%もアルコ...
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酒肴いろいろ

 「目には青葉山ほととぎす初鰹(かつお)」。江戸っ子は「女房を質に置いても初鰹」。昨今は「宿六を質草にして初鰹」の方が喝采を呼ぶ。鰹はたたきに始まり、焼き魚、煮魚、酒盗から鰹節まで酒肴(しゅこう)に欠かせぬ食材。五月五日は男の節句で尚武にかけて菖蒲(しょうぶ)酒で祝った。  尾張には男子の...
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酒女(?)礼賛

 昔は「酒と女の話は罪がない」と言われたが、近年はそうもいかない。女性の話題は気をつけないと「セクハラ」や「差別」と言われ、女性陣から総スカンを食う。江戸幕府は国を治めるため儒教を利用した。表面的には男尊女卑の教義で、その風習は最近まで続いた。横座には座るな、風呂は男が先、男の前を歩くな、等々...
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