彩食健味一覧

和菓子処 むらさきや 〈名古屋市中区〉

夏は水ようかん  この時季は水ようかん、それなら、むらさきや、と耳にする。坪庭を望む茶寮でオフィス街の喧 噪 を忘れて一服したい。つややかで、みずみずしい。ぷりんと弾け、つるんと喉を通る。ぱっと広がる甘みが抹茶の苦みと絶妙に調和する。  老舗の和菓子処で創業は1928年にさかのぼる。三代目...
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やごとのだんごやさん 〈名古屋市天白区〉

野点にワクワク    だんごやさんセットは野点のイメージらしい。陶製の縁台に左手前から、きなこ、さくら、しろあん、うぐいす、あまだれ、しょうゆの順に並ぶ。渋めの茶器とは対照的に飾りの和傘や生花は色鮮やかで、いただく前からもう心が躍る。  道を隔てて生花店を営む後藤里美さん(53)が...
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天ぷら 光村 〈名古屋市北区〉

名物かき揚げ丼    江戸前の天ぷら、名物かき揚げ丼には納得のうまさがある。揚げたてでこそ立ち上がるごま油の香りが食欲をそそる。サクサクの衣の中にプリプリの小エビが顔を見せる。秘伝のつゆとの絡みが抜群で、しじみ汁との相性のよさが際立つ。  東京・新橋の「光村」で修業を積んだ水谷警...
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宮きしめん神宮店 〈名古屋市熱田区〉

熱田の杜の逸品    だしが効いた自慢の宮つゆが喉ごし滑らかな麺のうまさを引き立てる。「シンプル・イズ・ベスト(単純素朴が最良)」の味をかみしめる。かまぼこ、甘く煮たシイタケ、揚げ豆腐、ホウレンソウ、刻みネギが浮かび、かつお節が踊る。  日本三大神宮の一つに挙がる熱田神宮の由緒あ...
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信州 ふる里の味   勘 太 郎  〈名古屋市中区〉

しし鍋ほっこり 亥年であり、この時季、しし鍋を味わいたい。信州みそ仕立ての汁の中で、程よく脂の乗った肉と十一種類の野菜が煮立つ。器に取り、口にする。臭さはない。やわらかく、少し甘味がある。体も心もほっこり、顔はにっこりとなる。  長野県伊那市出身の春日恵美子さん(67)が1982年に開いた。「...
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加藤珈琲店 栄店 〈名古屋市東区〉

珈琲+ぜんざい  コーヒーの中に、小倉あん、白玉、栗が浮かぶ。メニューには「究極の名古屋スイーツ」「金箔付金しゃち珈琲ぜんざい」とある。小説家村上春樹も一文を書いて絶賛した。コーヒーのほろ苦さが、ぜんざいの甘さと絶妙にマッチする。  加藤珈琲店は一九八六年創業で、コーヒー豆を自家焙煎して...
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スカイダイニング 天空 名古屋プリンスホテル 〈名古屋市中...

燦めくディナー  燦めきがテーブルに並べた品々にスパイスのごとく降り注ぐ。名古屋駅前の超高層ビル群を一つ一つ確認する。足元を行き交う列車に旅の思い出を重ねる。眺望をほしいままにする中での語らいが食事の楽しさを増幅する。  ささしまライブ24の名古屋プリンスホテルスカイタワー三十一階にある。...
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どて焼き 島正  〈名古屋市中区〉

熱々味噌おでん    どて焼きとは味噌おでんのことで、その熱々が恋しい時季になった。ぐつぐつ煮立つ出し汁の中に豆腐、コンニャク、玉子、里芋、大根、牛すじが並ぶ。皿の上では八丁味噌がさらりとかかる。甘みに辛み、うま味が絶妙に絡み合う。  屋台「きむらや」として一九四九(昭和二十四)...
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恵那寿や     石川橋店  〈名古屋市瑞穂区〉

秋は栗きんとん    はじけたイガから栗の実が顔をのぞかせる。そのおいしさが凝縮した逸品を店内で上品に楽しめる。口の中で秋がほろほろと広がる。小さな粒の確かな食感が作り手の心を伝える。添加物のないまろやかな甘さが後を引く。  栗の本場の岐阜県恵那市に本店や工場を構える。創業六十年...
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活魚料理 まるは食堂   チカマチラウンジ店 〈名古屋市中...

おぉエビフライ    看板メニューのエビフライに「おぉ これこれ」となる。サイズは普通だと二十㌢、特大なら二十五センチほどある。秘伝の出し汁を使って揚げてあるだけに味わい深い。店頭で創業者うめさんの等身大の人形がほほ笑む。  元は豊浜(愛知県南知多町)の魚屋で、半世紀前に食堂を始...
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