OH!ドラゴンズ

⑤ 片付けは、たぶん愛

2019/05/22 (水) 16:04
⑤ 片付けは、たぶん愛
 実家の片付けの最初の一歩は、要らない物や長年使っていない物の処分です。しかし、処分することに親の強い拒否があるケースも多く、これが一番難しいかもしれません。
 年齢を重ねると食品の管理もあいまいになってきます。傷んだ物を食べてしまっては大変ですから、消費期限、賞味期限切れの食品がないかチェックします。消費期限は傷みやすい食品に書いてあるものですから、期限が切れていたらすぐに捨てます。「ほかったら食べるもんがのうなるが
ね」と駄々をこねられても、決して妥協してはいけません。一方、賞味期限切れの食品は、すぐに食べられなくなるわけではありませんが、農林水産省のホームページの「子どもの食育」欄には「大人の方とそうだんしてから食べましょう」と書いてあります。気持ちと時間に余裕のある方は、大人同士でじっくり相談し合ってください。私なら、眉間に深いしわを寄せ「もうだいぶたっとるで、おいしくにゃーし、危にゃーかもしれんし」と大声で独り言を言いながら捨て、後で
親の大好きなおいしい食事をおごってごまかします。片付けは、たぶん愛です。
 次に、片付けやすい場所を探します。実家を出てずいぶんたつのに、子供部屋がそのままになっていませんか? あなたの物を先に処分しましょう。親は、自分の物ほどには強い執着は持ちません。
 効率よく片付ける方法は、場所を取っている物に目を向けることです。タンスがいくつあるか数えてみましょう。二人暮らしなのに八棹さおもあったら明らかに多すぎます。布団は何組ありますか? 片付けの仕事では、大量の布団を一気に処分することも多いのですが、子供や孫が遊びに来た時のために取っておいたのでしょう。取っておくも愛、処分するも愛だと思います。

 


森 常久(もり・つねひさ)
 
株式会社中西 取締役業務部長。1957年生まれ。
「ゴミ屋敷から生前整理・遺品整理まで片付けのことなら何でもおまかせ!の片付けトントン」を運営。
■問合せ 片付けトントン フリーダイヤル 0120- 947- 479