ひとくち法話

文/真宗高田派本山 専修寺(せんじゅじ)


第十に回 今月の言葉 三悪徳

 三悪道とは、自らのなした悪行の結果として死後にたどる苦しい迷いの世界で、地獄・餓鬼・畜生の三つの世界をいいます。  七高僧の一人である源信大師の『往生要集』によると、まず地獄は悪業を積んだ者が種々の責め苦を受ける地下世界として無間地獄まで落ちる様子が述べられています。また餓鬼道は、生前に...
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第十一回 今月の言葉 往生

 往生とは、阿弥陀様の本願力に乗じて、凡夫である私が極楽浄土に生まれて往くことです。昔から「死ぬと思うな生まれると思え」と説かれてきました。お浄土に生まれるというのは、阿弥陀様と同じ大きな悟りを得て仏となることです。  親鸞聖人は、阿弥陀様の誓われた念仏往生の願によって往生することを真宗と...
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第十回 今月の言葉 現世利益

 現世とはこの世のこと。利益は仏教では「りやく」といい、現世に息災、延命などの利益を得ることと辞典にあります。  願い事や欲望を叶えるため、神や仏に願ったり祈ったりしていないでしょうか。ご開山の高僧和讃は、南無阿弥陀仏ともっぱら称えていても、家内安全、商売繁盛、息災延命など現世利益を得よう...
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第九回 今月の言葉 ありがとう

 「ありがとう」という言葉は、漢字で「有り難う」と書きます。「有ることが難い」。めったにないことへの感謝の気持ちが現れた言葉です。この世で有ることが難いこととは何でしょうか。  この世に人間として生を受けること、仏法に出遇うということこそが「有り難い」ことです。尊い仏法の用きは、南無阿弥陀...
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第八回 今月の言葉 老苦

 お釈迦様が、人生は苦なりと仰せになっていますが、その中には老いることの苦しみが含まれています。誰しも歳はとりたくない、老いたくはないと考えますが、避けて通ることができるでしょうか。  一般に歳をとると、体が自由に動かない、視覚や聴覚も衰える、バランスがとりにくい、動作が鈍くなる、物忘れが...
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第七回 今月の言葉 お浄土

 「人は死んだらしまいさ、地獄や極楽なんてありはしないさ。生きている間に、好きなことをしなくては…。」このような人は、「生死」の問題を他人のこと、世間のことと考えて、自分のこと、自分の問題と本気に考えていないからではないでしょうか。  世はまさに何が起きるかわかりません。いつか必ず命...
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第六回 今月の言葉 良時吉日えらばしめ

 この見出しの言葉は、親鸞聖人が晩年厳しく自己告白されました『愚禿悲歎述懐和讃』の一首によるものです。  「僧侶も俗人も良時吉日を選んでいる。良時吉日に支配されているではないか」という聖人の悲痛な受け止めの言葉です。  ここで言う良時吉日とは、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口という六曜...
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第五回 今月の言葉 合掌

 この世の中で、一番美しい人間の姿は、手と手を合わせる「合掌の姿」であるとされています。  私たちは、食事の時、仏壇やお墓の前、お葬式の時などに合掌しますが、手を合わす行為や意味を考えてみましょう。手を合わせるのですから、相手に対し身も心も感謝や敬いの心を表します。また、病気や怪我の治療を...
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第四回  今月の言葉 今月の言葉

 何もしないで他人任せで甘い汁を吸うようなことを他力本願と表現することがありますが、これは、間違いであり誤解です。  親鸞聖人は、比叡山における二十年間の自力修行によっては、どうしても生死出ずべき道が得られず、苦悩の末に吉水の法然上人を尋ねて、他力念仏に転入されました。そのことを自ら「雑行...
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第三回  今月の言葉 病とのおつきあい

 日本は世界最高の長寿国だといわれています。しかし長寿なるが故に、複雑で多様な病に巡り合わねばなりません。病気にはかかりたくない、かかっても早く治りたいという気持ちは人の常ですが、医者だって治せない病は治してくれません。病は嫌だと逃げ回っていても、余計に悪くなる場合もあります。  真宗の教...
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