ひとくち法話

文/真宗高田派本山 専修寺(せんじゅじ)


第八回 今月の言葉 老苦

 お釈迦様が、人生は苦なりと仰せになっていますが、その中には老いることの苦しみが含まれています。誰しも歳はとりたくない、老いたくはないと考えますが、避けて通ることができるでしょうか。  一般に歳をとると、体が自由に動かない、視覚や聴覚も衰える、バランスがとりにくい、動作が鈍くなる、物忘れが...
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第七回 今月の言葉 お浄土

 「人は死んだらしまいさ、地獄や極楽なんてありはしないさ。生きている間に、好きなことをしなくては…。」このような人は、「生死」の問題を他人のこと、世間のことと考えて、自分のこと、自分の問題と本気に考えていないからではないでしょうか。  世はまさに何が起きるかわかりません。いつか必ず命...
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第六回 今月の言葉 良時吉日えらばしめ

 この見出しの言葉は、親鸞聖人が晩年厳しく自己告白されました『愚禿悲歎述懐和讃』の一首によるものです。  「僧侶も俗人も良時吉日を選んでいる。良時吉日に支配されているではないか」という聖人の悲痛な受け止めの言葉です。  ここで言う良時吉日とは、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口という六曜...
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第五回 今月の言葉 合掌

 この世の中で、一番美しい人間の姿は、手と手を合わせる「合掌の姿」であるとされています。  私たちは、食事の時、仏壇やお墓の前、お葬式の時などに合掌しますが、手を合わす行為や意味を考えてみましょう。手を合わせるのですから、相手に対し身も心も感謝や敬いの心を表します。また、病気や怪我の治療を...
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第四回  今月の言葉 今月の言葉

 何もしないで他人任せで甘い汁を吸うようなことを他力本願と表現することがありますが、これは、間違いであり誤解です。  親鸞聖人は、比叡山における二十年間の自力修行によっては、どうしても生死出ずべき道が得られず、苦悩の末に吉水の法然上人を尋ねて、他力念仏に転入されました。そのことを自ら「雑行...
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第三回  今月の言葉 病とのおつきあい

 日本は世界最高の長寿国だといわれています。しかし長寿なるが故に、複雑で多様な病に巡り合わねばなりません。病気にはかかりたくない、かかっても早く治りたいという気持ちは人の常ですが、医者だって治せない病は治してくれません。病は嫌だと逃げ回っていても、余計に悪くなる場合もあります。  真宗の教...
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第二回  今月の言葉 蓮華(れんげ)

 ハスの花のことです。スイレンとよく似ていますが、水面に花や葉が浮かぶスイレンとは違い、地下茎から茎を伸ばし、水面より高く花や葉を付けるのがハスの特徴です。  ハスの花は、蓮台として仏様の足元の台座になっていたり、不祝儀袋に描かれていたり、仏教には大変関わりの深い花です。  なぜなのでし...
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第一回  今月の言葉 おかげさま

 「おかげさま」という言葉は「お蔭さま」の意で、見えないところの力の恵みに対する感謝の表れであります。  私たちはとかく、目先のことや目に見えるものにとらわれがちで、不平不満に明け暮れ「おかげさま」という思いを失ってはいないでしょうか。  ほつれたら「着捨て」、余れば「食べ捨て」というふ...
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