ひとくち法話

第二回  今月の言葉 蓮華(れんげ)

2019/05/22 (水) 14:32
第二回  今月の言葉 蓮華(れんげ)
 ハスの花のことです。スイレンとよく似ていますが、水面に花や葉が浮かぶスイレンとは違い、地下茎から茎を伸ばし、水面より高く花や葉を付けるのがハスの特徴です。
 ハスの花は、蓮台として仏様の足元の台座になっていたり、不祝儀袋に描かれていたり、仏教には大変関わりの深い花です。
 なぜなのでしょうか?
 ハスの花は陸地では生えず、泥水の中から育つのに濁りのない清楚な花を咲かせます。
 それは、欲、怒り、ねたみなどに代表されるドロドロの煩悩の中で生きている私たちが極楽浄土に生まれることを喩えた花であるとされているからです。
 ハスは泥水の中からしか育ちません、泥が必要不可欠なのです。しかも、泥水が汚ければ汚いほど、大輪の花を咲かせるそうです。
 私たちは、煩悩を抱えながら、人生の中での苦しみ、悲しみ、つらいことを耐え抜いて人生を送り、命を終えたとき、阿弥陀如来のお導きによって、極楽浄土に生まれ、きれいな花を咲かせたいものですね。