ひとくち法話

第一回  今月の言葉 おかげさま

2019/04/22 (月) 14:41
第一回  今月の言葉 おかげさま
 「おかげさま」という言葉は「お蔭さま」の意で、見えないところの力の恵みに対する感謝の表れであります。
 私たちはとかく、目先のことや目に見えるものにとらわれがちで、不平不満に明け暮れ「おかげさま」という思いを失ってはいないでしょうか。
 ほつれたら「着捨て」、余れば「食べ捨て」というふうに捨てることが当たり前という思想が常識になってきましたが、当たり前が当たり前でなく、有ることが難しいと気づくことの大切さを、今更ながら思うことであります。
 煩悩にまなこさえられて 摂取の光明見ざれども 大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり(高僧和讃 源信讃第八首)
 親鸞聖人の言葉にもあるように、煩悩にさえぎられて目には見えないけど、阿弥陀さまの救いの光は休むことなく照らしてくださいます。必ず仏(覚者)にならせていただく身の幸せを喜び、世のため人のために「おかげさま」の生活をさせていただきたいものです。