ひとくち法話

第九回 今月の言葉 ありがとう

2019/12/19 (木) 11:08
第九回 今月の言葉 ありがとう
 「ありがとう」という言葉は、漢字で「有り難う」と書きます。「有ることが難い」。めったにないことへの感謝の気持ちが現れた言葉です。この世で有ることが難いこととは何でしょうか。
 この世に人間として生を受けること、仏法に出遇うということこそが「有り難い」ことです。尊い仏法の用きは、南無阿弥陀仏の名となって私に呼び掛けてくださっています。どうしようもない自己中心的な考えしか持ち合わせない私を救わずにはおかないという願いを掛け続けてくださいます。それが仏の本願であります。
 「聞其名号 信心歓喜」仏法を聞くご縁に遇えた喜びは何にも勝るもので、生きる意味をはっきり教えてくださっています。このことを教え示してくださったお釈迦さまをはじめ、七高僧、親鸞聖人、歴代ご法主のご恩に感謝し、報恩謝徳のお念仏を称えることが、私たち聞法者の「ありがとう」の姿なのです。